
本体材質材質について
ガルバリウム鋼板(生地)
(正式名称:溶融55%アルミ亜鉛合金めっき鋼板)
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特長
ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55.0%+亜鉛43.4%+シリコン1.6%からなる合金めっき鋼板で、亜鉛の犠牲防食作用とアルミの耐食性を併せ持ち、アルミの持つ熱反射性や耐熱性を有しています。アルミニウムは、めっき層表面に強固な不動態皮膜を形成して、めっき層を保護し、亜鉛含有量が低下することで犠牲防食性能は劣化するものの、アルミニウムの不動態皮膜と亜鉛腐食部の腐食生成物がめっき層の腐食進行を抑制するため、高い防食性を発揮します.
ステンレス鋼板
(正式名称=stainless steel) (stain=汚れ、さび・less=ない・steel=鉄)
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特長
ステンレスとは全般に、鉄に約10.5%~32%のクロムを含有し、さびにくさを維持する鉄系の合金です。
(下限は約10.5%と言われていますが、11%~13%と言う説も有ります。) -
SUS304
[BA仕上][2B仕上]鉄にクロム18%+ニッケル8%を含んでいる、18-8ステンレスが一般的によく知られています。SUS304は、オーステナイト系ステンレス(非磁性-磁石のつかない)代表的鋼種で、延性および靱性に富み、深絞り、曲げ加工などの冷間加工性が良好で、耐食性・耐衝撃性・溶接性も、低温から高温まで安定して、鉄よりも優れた性質を有します。また、アルミニウムの熱伝導率に比べると、約1/13程度です。 -
SUS316:特注品
鉄にクロム18%+ニッケル12%+モリブデン2.5%を含有し、モリブデンの添加により、SUS304より耐食性・耐酸性に優れ、特に耐海水性に優れています。
※注1:しかしモリブデンは酸化性酸環境で耐食性が劣るので、硝酸環境などの強酸化性溶液では、SUS304とSUS316の耐食性が逆転する場合もありますので、仕様選定の際には御注意下さい。
※注2:SUS316製品につきましては、お問い合せの上御確認下さい。